明治の頃より営んできた民宿富崎館でした。
一族が代々引き継いできた小さな民宿でした。
地元の仲買などもやり、築地へ海産物を出荷したりもする商いをしておりました。
伊勢海老、鮑などをふんだんに使い磯料理の宿としてお客様に愛され、平成に入る頃には、大学生の合宿などで賑わいました。
しかしながら、令和元年房総半島台風被災により大破。
屋根が飛び、建物は修復不可能となり・・一時は諦めて更地にした後売却をする・・ということも考えておりました。
建物の解体が進むにつれ、ふるさとが消えていく実感に耐えきれなくなり・・そしてこのまま富崎館を諦めることが、この村を諦めることになるような気がして・・。
富崎館を食堂とキャンプ場に再生する!という父ちゃんと、娘のチャレンジが始まったわけです。